2020/12/21 タイトル変更 加筆修正
今回は、息子が小学校に入学する前までにやった学習について、使った教材があればそれを挙げながら説明していきます。ここに挙げた教材は、比較的長続きしたものです。(導入したもののちょっとやってすぐにやめてしまったものも多数あります。)
就学前といっても6~7年と長いので、幼稚園入園前と幼稚園時代(3年間)の2つに分けます。
69と70です。並べて写真を撮ったときには、どちらがどちらかわかっていたんですが・・・
図のような69と70を見分けるのは至難の業です。これが一目でわかるなんて、超能力に近いですよね。そういうものを楽しめる人にはオススメです。
それに比べればひとけたの手作りドッツ(下図)、の方はわかります。こちらの方は数の認識の手助けになったはずです。これくらいなら見分けることも可能ですし、数の概念が入りやすいのではないでしょうか。
約30cmの正方形に、直径3cmの黒円を貼り付けて作りました。
今やるとしたらこの手作りドッツを20くらいまで作ります。それだけあれば、ひとケタの足し算と、答えがひとケタになる引き算は可能です。それくらいなら楽しくやれそうです。
字を覚える
ひらがなカード
手作りしても大した手間はかかりませんが、買った方が楽です。現物が残っていないですが、公文の教材だった気がします。でもどこのでも同じようなものでしょう。首が座った頃から使ったと思います。
お風呂用五十音表
お風呂の壁に貼ってました。お風呂には五十音を覚えた後もいろいろと貼っていました。カタカナ表や世界地図などを使いました。
おしゃべりアンパンマンあいうえおであそぼう
字を押すとその音がアンパンマンの声で音が鳴るものです。現在もバージョンが変わったものが売られています。これはよく遊んでました。
以上3つです。これは何て読む、のようなテストはした覚えがありません。テストをするとどうも殺伐とする気がしたので・・。どうせ読めるようになるのだし、まだあわてるような時期じゃないと考えていました。
これらの教材を使っている間も、絵本の読み聞かせはずっと続けていました。続けていればそのうちに、字を読めるようになるかな、という期待を持っていました。
日本地図(都道府県)を憶える
リビングのとなりの部屋のドアに貼っていました。県名がひらがなで書かれています。よけいな情報がなく、県名しか書いてなかったと思います。漢字にふりがなではなく、ひらがなしか書いてません。
これについては印象深い思い出があります。息子が2才半くらいのことです。レストランで食事をしていました。上京していた父もいます。突然息子が、ほっかいどう、あおもり、いわて・・・としゃべりだし、太平洋側を南下して九州沖縄で折り返し、今度は日本海側をあきたまで全部言い切ったのです。貼ってある地図の配列通りでした。これには一同驚きました。
いつの間に見て覚えていたんでしょう。後にも先にも、息子がちょっと天才っぽい能力を示したのはこのときだけなので、今でもよく覚えています。他のことではそんなエピソードはありません。たぶん同じような環境を整えれば、できる子はたくさんいるでしょう。子供の記憶力はたいしたものです。ともかくこれにより、ひらがなが完璧に読めるようになっていたことは確認されました。
日本地図はとても重要です。地理で必須なだけでなく、歴史、国語、理科でも出てきます。そもそも勉強だけでなく一般常識として都道府県は知っておくべきものです。
一旦覚えれば天気予報を見る度に復習でき、すぐに一生ものの記憶になります。地図が頭に入っていると、旅行する楽しみも深く味わえます。良いことずくめなので、早く憶えることをオススメします。
算数
計算
数の概念は入園前に入っていたので、簡単な足し算引き算はすぐにできました。
九九は一応教えましたが、あまり頑張ってはやらせませんでした。使ったのはこれです。
将来的にいちいち九九を頭の中で音を鳴らしながらでは遅いので、見た瞬間にわかるようにする練習です。
足し算引き算かけ算は、スピードを上げるために百マス計算をやりました。
先取り
百均で売ってる問題集で十分です。これなら簡単だから、四則演算ができるだけでガンガン進んでいきます。多分2年生までは終わっていたと思います。ただし、最レベのような難しい問題集には一切取り組んでいません。
日記
文章の中身を考えることはまだしません。小学生低学年が書くような最低限の事実が書かれた日記です。
年中の時に書き始めました。ひどい字です。この時点でカタカナは書いていることが判明しました。
天才とはほど遠いことがわかります。
1年後です。内容的には大した進歩はありませんが、字は少しマシになっています。漢字もちらほら見えます。
目的は字を書き慣れること。ほぼそれだけです。続けて書いていたら、書かない日があると気持ち悪くなるものです。習慣にして、小学生になった後、文章の中身を追求するつもりです。
漢字検定
年長の息子が漢検10級を受けに行った時の話です。私達の責任で開始時刻に間に合わなかったんです。かなり遅れてしまいましたが、まだ時間は十分に残っていました。過去問をやったときも半分くらいの時間で終えていたので、間に合うはずでした。
ところが終了後に聞くと、終わらなかったとのこと。理由を聞くと、席についてしばらくじっと座っていたそうな。時間がかなり減った時点で、試験監督が気づいてくれたようですが、もう手遅れだったようです。人生初めての試験で遅れさせて、悪いことをしました。息子はポヤンとしていて、合格とか不合格とかあまり気にしていなかったのが救いでした。結局10級が取れたのは小学校1年の時でした。
結論
参考になったでしょうか。思い起こせばこの頃は楽しいだけで、一番気楽な時期でした。結論としては、小学校に上がるまでに、字が書けて足し算引き算ができればいいんじゃないでしょうか。可能ならば日本地図で県名だけで良いので憶えることを推奨します。
それ以外は、いつまでにやらないといけない、ということはありません。できる範囲でやれば十分です。遊びの延長で楽しくできるものだけで構いません。ここまでで勉強が嫌いになっていては、この先一番重要な小学生の時期に影響します。
幼児期は勉強を好きになってくれれば大成功です。
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