計算の基本中の基本はひとケタ同士のたし算です。
そこで、たし算の超基本問題を作りました。ダウンロードして使ってください。
ファイル形式はmobiでKindleのご使用を推奨します。
対象
メインターゲットはたし算の計算スピードを上げたい子供です。1問1秒で確実に計算できることを目指します。幼稚園年長〜小学校低学年が想定されます。
それ以下の年令でも、20までの数を数えられ、ひとケタ同士のたし算が一応できて、+や=の意味がわかれば取り組むことは可能です。ですが、幼稚園年中以下でスピード練習をすることは大変かもしれません。子供自身がよほど喜んでやるのでない限り無理してやる必要はないでしょう。
小学生がやれば3日で終わり得るものが、幼稚園年中だと1年以上かかるかもしれません。それでもじっくり楽しんで取り組めるなら止めはしません。もしかしたら年中以下でも1日で終わるくらいの才能があるかもしれませんから。
逆に小学校中学年以上でも、計算スピードが足りないなら練習しておきましょう。計算ミスを減らすために必要な基礎練習です。
教材
問題は3つ用意しました。各問題100問で、一般的な100マス計算と同じ数です。100マスと違うのは0でなく10を使っているところです。5+0、0+0よりも、5+10、10+10の方が理解しやすいかと思っているからです。
ここ↓からダウンロードし、Mobiファイルの読める端末にてご使用いただけます。
基本的な使い方
まずは(問題1)をタップ
すると1問目が現れます
8+2を計算して ↑このページをタップすると
1問目の答え(10)と次の問題(3+9)が示されます。
正解を確認しつつほぼ同時に2問目を解きます。
これを繰り返し
・
・
ずっと繰り返し
・
・
↓この画面が出れば終わり
(終わり)をタップすると最初に戻ります。
推奨学習方法
以下は私が最も効果的であろうと考えるやり方でオススメします。
まずは問題1のみ
最初は(問題1)だけをやります。
100マス計算でもまずは同じ問題を2週間続けますね。覚えてしまうので意味がないんじゃないかという人も多いようですが、覚えてしまって構いません。私が今やってみても、計算なんてほとんどしていないと実感します。始めから覚えようとするのはどうかと思いますが、いつしか覚えてしまったのなら問題はありません。
大事なのはミスをしないことです。速さは重要ですが、正確性はもっと重要です。「速くしかも正確に」ではなく「正確にしかも速く」です。
ミス無く最後までいけるようになれば時間を計ります。キッチンタイマーが使いやすくて良いでしょう。時間を計っていても、計算ミスの重大さを染み込ませるために、ミスしたら記録なしにすべきです。
2分を切れるようになれば十分です。2分という時間は、問題を見て頭で答えを出し、タップして答えを確かめるまで1秒強かけられます。焦ることなく落ち着いて達成できる時間です。
速い人が本気でやれば1分10秒くらいでいけるでしょうが、そこまで行くと、計算の速さだけではなく、タップする速さだったり答えを一瞬で確認したりすることが必要となります。100マス計算でも1分30秒を切るには書く速さが問われるようなもので、あまり意味がありません。計算の部分だけ速くして、答え合わせやタップはゆっくりとやっても、2分以内は余裕です。
出来るようになれば(問題2)に進みましょう。
問題2で定着させる
(問題1)で基礎は固まったと考えられますが、出題順が変わっても同じような時間(2分以内)でできるようであれば本物です。もう仕上がっているので(問題3)をやりましょう。これも2分以内に片づければ、たし算基礎は卒業です。
(問題2)で2分半くらいかかってしまうならば、今度はこの(問題2)だけを繰り返して、また2分を切れるまで続けます。
(問題2)でも2分を切れるようになれば、念のため再び(問題1)に戻り、前と変わらない速さで出来るか確認しましょう。
(問題1)(問題2)の2つで2分以内を示すことができれば、ほぼ定着したと見てよいでしょう。
問題3で最終確認
ここまで示された手順通りに来たならば、(問題3)では最初から2分以内または2分台前半を出せるはずです。この(問題3)で2分を切ることが出来れば卒業です。
Kindleについて
動作確認が出来ているのはKindle paperwhiteです。うちにある第5世代(日本での初代)、第6世代、第10世代の3機種で動作確認できています。他のKindleでもまず問題なく使えるでしょう。パーソナルドキュメントサービスを利用して、メールに添付して端末に送信すればすぐに使用できます。
楽天KoboもMobiファイルを読めるそうですが、あいにく確認はできていません。お持ちの方、ご報告いただければ幸いです。
子供が使うことを想定しているので、できればEインクを使った端末にしてください。紙とほぼ変わらないというのは本当で、私は長年Kindleで読書していますが、目は悪くなっていません。
これを皮切りにKindleで使える教材をどんどんリリースしていきます。ご期待願います。
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