2ケタのひき算は計算方法のバリエーションが豊かです。そのため、答えから逆算してたし算をする検算よりも、複数方法のひき算をしてミスを防ぐことをオススメします。その際に、最も多く採用されるひき算の基本形を身に付けましょう。
各ケタ共に引かれる数の方が多い場合
暗算してください。
74−53
39−26
87−52
48−17
95−41
これは簡単にできたでしょう。十の位も一の位も左側の引かれる数の方が大きいひき算だから、楽々暗算できました。百マス計算等の練習をしてきたならば秒もかからず瞬殺できます。(実際は3秒くらいかけて確実に正解を出すべきですが・・)正直言って練習しなくてもできる暗算ですね。(答え 21,13,35,31,54)
一の位は引く数の方が大きい場合
では次のひき算はどうでしょう。
56-39
85-46
72-27
51-18
全て繰り下がりのあるひき算です。先ほどのように1秒もかからずできる、というわけにはいかないでしょう。このようなひき算の暗算法を身に付けることが今回の主眼です。ひとつ例にとって見ていきましょう。
56−39
一の位は6<9。右側の引かれる数の方が大きいのでそのまま引けません。
そこ56−39を分解してみます。すると、(50+6)−(30+9)
カッコを外します。 50+6−30−9
並び替えて、50−30−9+6
これにカッコをつけます。 (50−30)−(9−6)
(50−30)は56と39の十の位の差で20、(9-6)は56と39の一の位の差で3 この二つの数の差が答えです。20−3=17
まとめて書くと、(50−30)−(9−6)=20−3=17 となります。
念のため、他の例でも十の位の差から一の位の差を引いたものが答えになっているか確かめてみましょう。
85−46=(80−40)−(6−5)=40−1=39
72−27=(70−20)−(7−2)=50−5=45
51−18=(50−10)−(8−1)=40−7=33
どうやら間違いなさそうです。
暗算する流れ
筆算では一の位から計算していきますが、暗算では十の位から計算していきます。
十の位の差を出すのとほぼ同時に一の位に目をやり、引かれる数(左側)と引く数(右側)のどちらが大きいかを判断します。
左側が大きければそのままひき算します。
右側が大きければ十の位の差から一の位の差を引きます。
このひき算の基本のやり方を、まずは身に付けましょう。
ダウンロード教材
kindleでの使用がオススメです。(動作確認済)
教材の使い方
問題は4問
目安タイムは各問1分30秒です。
速い人は1分くらいで終わりますが、
速さよりもゼロミスの方がずっと重要です。
暗算で答えを出したら画面をタップ
すると答えが出てきます。
答えが合っていれば、
次の問題の答えを出してタップ
この繰り返しで・・・
「終わり」が出るまで続けます。
安定して1分30秒を切れるようになれば
問題を変えましょう。
ひき算はいろいろな暗算のバリエーションがありますが、まずは基本のこの方法を押さえることです。しっかりと身につけましょう。
様々なやり方は順次紹介していきますのでよろしくお願いします。
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