2ケタ、3ケタのひき算です。
私が初めてアメリカ旅行をした90年代の話です。7ドル75セントの買い物をして 10ドル店員さんに渡したら、まず25セントを私の手に置いて「eight」、続いて1ドル札を1枚ずつ「nine、ten」というようにお釣りをもらったことがありました。
数年前にアメリカに行ったときは電卓しか見なかったので、そのお釣りの渡し方が今も行われているのかはわかりません。面白い文化の差ですから残っていくといいのですが、もともとクレジットカードが普及していますし、電子マネーも台頭しているので、いずれなくなるのでしょうね。
ともかく、差を足していくことで埋めていくのは知っておきたい計算方法です。練習してバリエーションを増やしましょう。
考え方
75−28
ⅰ)28から30までは2
ⅱ)30から70までは40
ⅲ)70から75までは5
ⅳ)2+40+5=47
図示すると
となります。
113−74
基本的なやり方だと、74→80→100→13で、6+20+13とするところですが、前にやったおつりのひき算を応用すれば、過程をひとつ減らして74→100→13で26+13とすることができます。熟練すれば、74と100の差(100–74)は計算している感覚もほぼ無しで答えを出せるので、すぐに26+13のたし算になります。
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おつりのひき算は汎用性が高くとても重宝するやり方なので、特にオススメします。
834−263
順を追っていくと、
263
↓ 27
300
↓ 500
800
↓ 34
835
27+500+34を計算するのですが、私は500を一旦頭の脇に置いておき、27+34を計算した後、500をくっつけるようにしています。さらに言えば、500ではなく5を取り置きしておいて、61の頭に5をつけて562としています。
27+500+34を順番通りに計算して527+34とすると、ケタを合わせるイメージがほんの少し大変です。暗算のたし算は頭から計算することに慣れているので、片方にしか百の位がないと処理でもたついてしまうのです。527+34が紙に書かれていれば問題ないんですが、頭の中だけではちょっと面倒です。
5があっても問題なく暗算できるよ、という人もいるでしょうから、好みの方法でやってください。
ただし、どうしてもうまくできないという場合もあるでしょう。27+34を暗算するので手一杯で500を取り置きできないなら、指折り数えて10まで数える方法をマスターすることも一つの手です。
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ダウンロード問題
3問作りました。ダウンロードして、mobi書類が読み込める端末で使用してください。Kindle推奨です(Kindle paperwhiteにて動作確認済)。
練習ですから、計算は足すひき算を採用します。各問とも目標は2分です。これくらいできれば習得したとみなして良いでしょう。
同日に何回も続けてやっていれば、慣れ過ぎてしまって簡単に2分切ってしまいます。一旦この練習は休見ましょう。その後2〜3日置いて、どの問題も2分を切れるようなら大丈夫です。
以上、足すひき算でした。
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