勉強するのに朝型と夜型とどちらが良いかと問われれば、私は朝型と答えます。そこで今回は朝型勉強のメリットデメリットについて考えてみたいと思います。
邪魔されない
朝型勉強最大のメリットは時間が計算できるところです。
夜は必ずしも思い通りにいくとは限りません。まず帰宅時間が一定とは限りません。遊んで帰りたいこともあります。学校の用事や塾・習い事等あれば時間はまちまちにならざるを得ません。
夕食時間も必ず同じとは限りません。夕食を出してもらえる時刻が毎日必ず一定とはいかないでしょう。食べる時間についても同様です。ゆっくり食べたいときもありますし、家族の団らんをゆっくり楽しみたいときもあります。そういう時間も貴重ですからね。
友達から連絡が入ることも当然あり得ます。それで思わぬ時間が取られたということもありますが、全く相手しないわけにもいかず、必要悪と言えます。
それに比べれば朝は自由です。誰も起きていないし、用事もありません。自分の好きなように時間を組め、やりたいことを干渉されずにできます。誰もlineしてきません。
集中できる
邪魔が入らないだけでなく、そもそも静か。特に5時〜6時は良い時間です。集中するのにもってこいで、勉強の効率も上がります。集中した1時間は3〜5割増しの効果があります。夜に完全に集中したいなら、12時を過ぎないと難しい気がします。
体のエンジンがかかるのが早いので、朝(勉強した後に朝食という想定)から食欲もあってエネルギー充填もバッチリ。学校でも朝1時間目から頭が良く働き、午前中それが続きます。
起きられない
デメリットはなんといっても起きられないことに尽きます。起きられたとしても、とても頭が働かないなんてことも。
でもこれは慣れです。これまで7時に起きていたのを急に5時起きで勉強をしようなんてそれは無理です。それですぐに、自分は朝勉は無理だと決めつけてしまうのは早計というもの。変更には1週間、人によってはそれ以上の時間をかけてやるべきなのです。
気をつけること
宿題は前日までに
個人的な意見ですが、宿題などは前日に済ませていた方がいいと思います。期限の当日の朝にやる羽目になると、焦ってしまってゆったりした朝が台無しです。それに朝にやらないといけないとなると、前の夜に気になって安眠できません。朝やるからといって夜ゼロにする必要はないので、宿題は夜のうちにやっておきましょう。
ただし、切羽詰まってからが一番効率がよいという人もいるので、ご自分の性格と相談ですね。
記憶は寝る前と起きてから
寝る前に記憶活動をすると忘れにくくなります。寝ている間に脳が整理してくれるからだと言われます。昼間に憶えて、その6時間後に定着度を調べるとそれなりに忘れていますが、睡眠を挟んで6時間後だとちょっと前に憶えたくらいの感覚で記憶が残っています。このことから、寝る前に憶えると定着度が上がることは確実です。
記憶は繰り返すと定着度が増すので、起きてからの復習がとても重要です。起きて最初の勉強は寝る前に憶したことの確認から入ると大変効率が良いのです。時間は短くてかまわないので、意識して朝に復習しましょう。睡眠を記憶で挟んだサンドウィッチはとてもお得で、朝勉強のメリットのひとつです。
睡眠時間は確保する
朝型だろうが夜型だろうが、睡眠時間をしっかりと確保するのが大前提です。寝る時刻はたいして変わらず朝早く起きれば、眠くて当然。その日の午後までは頭がボーッとした状態が続くでしょう。それで朝型は向いていないと思うのでは論外です。
早起きするなら就寝も前にずらす。そういう当たり前のことをしてから、朝勉強が良いかどうか判断してもらいたいものです。
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