息子は塾・予備校に通わず国公立医学部に合格できたのですが、私は塾不要論者ではありません。当然ながら塾には良いところがあり、効果があることは否定できません。
そこで今回は塾・予備校に通うメリットについて考えてみたいと思います。
勉強する機会が増える
塾は勉強をしに行くところですから、メリットは何といっても勉強をする機会が増加することです。特に勉強習慣がついていない子にとっては、塾に行かなければ勉強時間ゼロで、行けばその分だけ増えるわけです。そのため、塾に行くか行かないかは人生を決めてしまう大きな選択となります。
勉強をする意欲はあるが学校の指導では心配、かといって自分ではどうしたらよいかわからない、という場合も塾に頼るのがベターです。やり方がわからなければ勉強していないも同然。それなら塾に行けば確実にプラスに作用します。
そうすると塾がいらないのは2パターン。1つは学校の勉強をしっかりこなしていれば受験に対応できる場合です。ただしこれは以外と難しいようで、息子の学年に面倒見の良さと塾いらずを標榜していた学校出身の子が数人いるようですが、誰も塾・予備校なしはいないそうです。
もう1パターンは自学自習できる場合です。すでに勉強する手段と機会を得ているのに、さらにそれを増やすことは消化しきれなくなってしまう恐れがあります。
これら2パターンのどちらかに当てはまらないならば塾に行くメリットを享受できます。というよりは通った方が良いでしょう。
刺激になる
勉強面での不安がなくても塾に行くメリットはあります。それは勉強する空気に触れて刺激を受けることができるところです。
特に高3のときにはピリピリとした空気が漂っています。そんな空気に感化されて、やる気も自然とわき起こってくるでしょう。みんなやっている。日本人を動かすにはこれが一番。小さくはないメリットです。
また、塾だと他の学校の生徒ともたくさん触れ合うことができるのもメリットと言えます。その中には有名校の優秀な子もいるでしょう。自分の高校で上位に位置していても、実は井の中の蛙かもしれません。塾は未知の実力の人間を目の当たりにできる貴重な機会です。目標やライバルは身近にいないと感じることは難しいもの。その子等はちょうど良い刺激となって自らを引き上げてくれることでしょう。
その子たちと同じ大学に通うことになることもあります。息子の大学の同級生でも、同じ予備校出身の顔見知りは多いようです。最初から知り合いがいるのは安心材料です。
- 勉強する機会が増える
- 刺激を受ける
息子のときを思い返して、塾に行かせる手もあったな、と思うこともありますが、冷静に考えてメリットはこれしか思い浮かびません。そうは言っても、それなりに大きなメリットではあります。
逆に考えれば、塾に行かずに済むには自学自習できるようになること。これさえできれば何とかなります。
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