コロナがらみの受験のニュースです。
11月20日 朝日新聞デジタルより
私は共通テストでのマスク着用義務には反対です。
力が出せない
反対の理由は、マスクをしていると実力が最大限発揮できないことです。個人差があり、気になってしまう人もいるし、まったく平気なひともいるでしょう。でもマスクしているのとしていないのを比べて、どちらがやりやすいですかと聞かれたとき、マスク有りという回答が多くなることは絶対にありません。得点もマスク無しの方がわずかでも高くなるでしょう。一生を決めるテストに最高のパフォーマンスで臨めるようにしてやりたいのは当然です。
受験生みんなマスク義務だから公平だ、という意見はあるでしょう。しかし、ただでさえ性格が寛容か繊細かによって試験の有利不利があります。そこまでは仕方ないにしても、着用義務で繊細側にさらに不利を加えることは公平とはいえません。ただでさえ初めての共通テストでより緊張しているのはデリケートな性格の人なのです。
義務は必要ない
世間でのマスクの基準を思い返してください。適切な距離を取って、さらにしゃべらないとなれば、それは対策ができているということです。
会食ならば黙って食べて、食べ終えたらマスクをして話をする。これはOKなんです。それなら、テスト中には話すはずもないのですからマスクは不要に決まっています。
だいたいそもそも、試験を受ける10代は感染してもどうってことはありません。死亡事例もゼロですし、重症化率もとても少ない。日常であれば、彼ら10代に気をつけさせるのも有りですが、共通テストは大事な大事なテストです。年寄りの方が気をつけてあげるべきでしょう。
簡単です。1月2月3月は受験生と触れ合わないようにすればいいだけです。どのみち世間はコロナコロナとうるさいから、家に閉じこもることになります。負担感もないはずです。たとえ家庭内でも完全別行動した方が良いと思います。
どうすればよいか
具体案を挙げます。マスクを外してよいのは試験中のみ。もちろんマスクをしたままテストを受けるのは自由です。終了したらすぐにマスク着用します。会場に入るときと出るとき、トイレ等、テスト時間以外は原則マスク着用です。休憩や昼食は自席とのことですが、知り合いが近くにいても会話はしない方がいいでしょう。
これまでの席では前後が近過ぎたので少しずらして座らせるか、教室数を増やして一列おきにすることを提案します。
体調が優れなければ当然マスクです。咳やくしゃみが出るようならマスクはすぐに着用できるよう準備をしておきたいので、机の上に出しておきます。
これくらいしっかりと対策を徹底すれば完璧でしょう。
とはいえ、現実にはおそらくテスト中のマスク着用が義務づけられます。せめてもの対策として、負担感の少ないマスクを用意してもらいたい。柔らかくて肌触りのよい布マスクがよいと思います。チクチクせず、呼吸のしやすいマスクを探して試してください。
そしてそのマスクをしたまま勉強をするなどして慣れることです。ともかく、マスクのせいで力が発揮できないということが最小限度にとどまるように、最高の準備をしてほしいものです。
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