前に自己客観視は頭を良くする最良の方法だという話をしました。
参考記事:頭が良くなる自己客観視のやり方
自己客観視はたいへん優れた地頭錬成の手段です。具体的なやり方は、あらゆるテーマで文章を書いてそれを読み返すというシンプルなものです。これが実に様々な効果をもたらしてくれます。書いた文章を読み返すことの、主たる目的と言っても良いくらいの副産物を見ていきたいと思います。
文章がうまくなる
なんと言っても文章がうまくなるという効果が見込めます。名文が書けるかは別の話ですが、読みやすく他人に伝わりやすい文章は書けるようになります。文章はとにかく数をこなせば必ず上達するからです。
そして自分が書いたものを読み返しますので、どこが読みづらいのか客観的にわかります。さらに、どう表現すればもっと適切に伝えることができたのかもわかるので、ますます文章力の向上が期待できます。
補足しますと、推敲は大変頭を使います。推敲自体がプチ自己客観視と言えるほどのものです。まず書く段階で推敲し、読み返してリライトするときにも推敲。推敲すればするほど、国語的な論理力が鍛えられること請け合いです。
また、書く・推敲するときは辞書等が欠かせません。自然とボキャブラリーや知識が増えるでしょう。
話題が豊富になる
ありとあらゆるテーマに書いていくので話題が豊富になります。それによってあらゆる場面で話題について行くことができます。自分から適切な話題を振ることもできるでしょう。
仕事関係・友人関係において、話題豊富な人として認識され、関係性が広がります。勉強熱心と受け取ってくれる人もいるでしょう。
そしてこれが重要なところですが、話題にできるようなネタを探すアンテナがいつも立っている状態になります。すると関心の持てそうな話に気がつきやすくなってどんどん意識に引っかかってくるようになります。一層生活に張り合いが生まれるでしょう。
読み返すことで記憶に焼き付く
書いたものは何度も読みかえします。目標、決意、反省などについて書いたものも繰り返し読むことになります。それによって意思はより強固に、失敗は繰り返しにくくなることが期待されます。
これは副産物と言うよりは、自分をよく理解するという自己客観視の主目的に近いかもしれませんが、いずれにしても大きなプラスの効果をもたらしてくれるでしょう。
この良いことづくめの『自己客観視=文章作成+読み返し』是非試してみてください。
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