(ヒント)
兄と弟を同じ数にするにはどうすればいいか考えてみます。
兄が13個もらう数をへらすか、弟が13個どこかからもらってくればいい。
今回は弟が13個もらってくることにしましょう。もらう数は45個に13個を加えた数です。それを二人で分ければ、兄と弟のもらう数は同じになります。
すると問題文はこう変わります。
卓球のボール45個と13個、合計58個を兄と弟の2人で同じ数だけ分けました。 一人分は何個ですか。
あとはかんたんなわり算です。
58÷2=29(個)
これは元々の兄のもらう個数です。弟は13個もらう数を増やしましたが、兄は変わってませんから。
弟は実際にはこの29個よりも13個少ないので16個。29個と16個を足すと45個。元の問題文と一致しました。
(式と考え方)を要求された場合はこんな感じで
もう13個多くあれば兄弟同じ数になる。
45+13=58で、58個あればよい。
58÷2=29(個)⋯これは兄の取り分
弟は、29−13=16(個)
ついでに、兄が13個多くもらうのを遠慮する方も考えておきます。
(式と考え方)
兄が13個少なくもらえば兄弟同じ数になる。
45−13=32で、32個あればよい。
32÷2=16(個)⋯これは弟の取り分
兄は、16+13=29(個)
もちろん答えは同じになります。ならないとおかしいので。
うまく問題文を読みかえてやることで、かんたんに考えることができるようになります。
これを図にすると
こうなります。線分図というものです。
このくらいの問題なら、線分図も最初からかんたんに作れますが、線分図も万能ではありません。向いてない問題もあります。それなのに何でもかんでも線分図を作ろうと必死になって、問題をよく読まなかったり、考えないということになっては困ります。
まずは問題をしっかり理解すること。どうすれば楽ができるかを考える。そうすれば自然とこの線分図に近いものがイメージされます。最初から図を描こうとしない方が、結局は線分図も使いこなせるようになります。
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